カレー

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京都。とある町屋の一角。
森林食堂という店でカレーを食べた。


地ビールを喉に流し込みながらいただくダルカレーはとても優しくて、前菜で満たされつつあった胃袋にもすんなりと馴染んでしまった。


音楽好きが集まるこの店で、僕は最近の気に入り、ジェフバックリィの話をした。

近頃は誰かが話題を提供すると、すかさず居合わせたどなたかが、持ち合わせた機器で映像や画像を披露してくださる。


ジェフバックリィの、テレキャスター一本によって弾き語られるハレルヤは、奇跡の一曲としか言いようがなく、しんしんと京都の夜に響き渡った。


ジェフの映像のあと調子を良くした僕は、どういう訳か原田知世さんの、シンシアという曲をリクエストした。

原田さんのことや彼女の音楽に決して明るいわけではないが、何故か若い頃に聴いたこのシンシアという曲だけは、たまらなく好きだった。

メロディも歌詞もサウンドも、彼女の声のタッチや雰囲気もすべて素晴らしく、非の打ち所などないのだ。
再生された映画を見せてもらったが、それはやはり今もなお健在だった。


偶然その場を共に過ごした僕以外の男性二人も、このシンシアが好きだったらしく、僕らは古都の片隅で、お互いの間にストーブを挟んだまま握手などを交わし、静かに盛り上がった。

ハレルヤとシンシアのおかげで、いい縁が生まれた。

来春、京都でライブをやることになりそうだ。