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桜島の方から射し込んだ初夏の陽に目が覚めると、車の外では男たちがなにやら立ち話をしていた。

僕と同じように屋久島行きのフェリーに乗り込むまでの時間をもて余しているのだろうか、見知らぬ者同士がお互いの旅の話をしている様子だった。


一年半ぶりに屋久島と種子島へ行くワゴンには、楽器とサーフボードとトレッキングシューズを乗せている。

高速船であっけなく島に着くより、好きな道具をあれこれと詰め込み、カーフェリーの客室でごろごろしながら行くのがいい。

ただ船は外洋に出た途端に揺れはじめるから、多少の酔いに悩まされる覚悟は必要だ。

こちらの方が確かにのろまだけど、本土からの距離がより実感できるような気がする。

なんとなく僕の旅に向いているのだ。

それでも未明に家を出て昼過ぎには宮之浦に降りることになる。

前回は種子島のみならず屋久島でも波がヒットしていたから、ほとんど毎日のようにサーフィンしていたけど今度はどうだろう。

美しい海と優しい友人たちに逢えるのが何より楽しみだ。