台湾

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台湾の旅はこれが初めてだった。

これまで訪れた海外のどんな場所よりも、違和感なく自然と溶け込めたような気がする。

そこには街があり、ダウンタウンがあり、市場があった。

特に台北の街中にベッタリと広がる朝市は、縦に横にと何度も往復したが飽きることはなかった。

毎朝のように屋台で食べた米麺の入ったスープは、活気ある街そのもののような味で、体の隅々にまで活力を注いでくれた。

色とりどりの野菜や果物、豪快に吊るされた鳥や豚の肉。小籠包や肉饅の入った蒸し器から立ち昇る湯気。

露店に飛び交う声は、八方から絶え間なく届いてくる。

台東に移っても面白さは変わらず続いた。暮らす人たちの顔つきも変わり、よりネイティブな民族のカルチャーに触れる機会もあった。

コバルトブルーの美しい海にブレイクする波も素晴らしく良く、ほとんど毎日のように波乗りに熱中した。

少し離れている間に、日本ばかりでなく世界の様子はずいぶんと変わっていた。

何も変わらない僕は、少し取り残されたような気がしないでもなかったが。

台湾での想いを胸に、また次の旅の支度をしている。