ラブリー

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ジャズインラブリーは名古屋にある老舗のジャズクラブだ。

僕は親しい友人の名を語るような気持ちで、最大の敬意を込めてラブリーと呼ばせてもらっている。

ギタリストの小沼ようすけと初めてセッションしたのもラブリーだった。

アルバムのツアー、ひとつの区切りをドラマーの沼澤尚とともにここで迎えたいと前々から計画していた。

ジャズメンでもなんでもないただの粗野なシンガーソングライターのこの僕が、この歴史あるクラブと長い付き合いをさせてもらっているのは我ながら不思議なことだけれど、これ以上光栄なことも他にない。

沼澤尚との旅はやはり特別で、さまざまな刺激、驚き、発見をもたらしてくれる。今回もやはりそうだった。

自分の音楽を一回りもふた回りも大きくされたし、波の上だけでなく音楽の海深くまで奥行きを押し広げられたような気がした。

音楽はこの世界のように、あるいは宇宙のように無限に永遠に広がっているのだと教えられたのだ。

次なる席へのパスポートは、いつも旅の道の上に転がっている。


旅の途中、初めて能登の珠洲でサーフィンをした。

雨上がりに目の前に広がったそれは、とても美しい海だった。