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熊本から飛行機と新幹線を乗り継いで、石巻で開催されているフェスティバルに合流した。


かつて津波に飲み込まれた港に大勢の人が集まり、音に酔いしれ歌い踊っている。

昼間のアートツアーに参加した人たち向けのミニライブと、フェスティバルの前夜祭に出演した。

東北地方も梅雨が明けたようだ。

ステージには静かな嘆きにも似た海からの風が絶え間なく届いていた。

熱い視線を放射していた太陽は西へ遠ざかり、空をシャンパンみたいにきらきらと潤ませている。

そこはアーティストと呼ばれる人たちが、長い時間をかけて自分の役割を探しながらやっとの思いでたどり着いた、ひとつの平和な岸辺だった。