火を焚きながら

薪ストーブだけでは飽き足らず、晴天で風のない日には焚き火台で昼間も火を焚いている。
薪木を取りに行ったついでに汲んできた湧き水を、焚き火で沸かしてコーヒーを淹れる。
ギターを弾いて新しくできた曲を、確かめるように弾いて、歌詞を改める。
今は毎日そんな風に仕事を進めているところだ。
火を焚くことは人間の原初の営みというが、この行為から学ぶことが多々あると思う。
大人から子どもまで人は炎の周りに自然と集うし、そこから生まれる発想や行動はシンプルで前向き、実生活にリアルに即したものがほとんどだ。
サーフィンをしている時に感覚が近い、暖かくて楽しい焚き火の時間は、僕をシンプルな生き物に戻してくれる。